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無断リンク禁止

リンクの自由について

リンクと引用の自由については、このブログでも書いた気がする。別のブログだったかもしれんが。

趣旨としては、

  • ネットは無数の人々の無償の善意に基づいている。
  • 引用は自由に出来るものだ。
  • リンクは自由に出来るものだ。
  • ネット上で公開されたら、ローカルコピー、Webアーカイブ、プロクシ、キャッシュなど、各位のローカル端末を含むネットワーク上のいたるところの各種機器上にコピーがとられていて、それを回収することは出来ない。
  • ブログの場合はRSSをローカルでサブスクライブしている人のところにコピーが取られている。

そういうものだということだ。

リンクであれ引用であれ、ウェブを教室内で回るメモ帳の延長で捉える人から反発を受けてきたように思う。この話題は1990年代後半のウェブが一般化した時代から繰り返して盛り上がってきた。最近(?)では、儀礼的無関心なんてタームが持ち出されもした。

Googleで"リンク 禁止"あたりで検索をかけてみると他にも興味深いページはたくさん出てくる。

ことの始まりについて

メルボルン在住のラルフ氏のブログ『メルボルンの日本人』で、それに真っ向から反対する記事7/308/4がアップされて、2ch、はてななどの界隈で盛り上がっている。

最初にラルフ氏の記事を見つけた切っ掛けは、はてなの注目記事で、そのときはコメント欄は数人の常連だけで、炎上はしていなかった。外部からの最初のコメントは「2006年08月04日 16時38分53秒」のりんくるさんだ。ここまではラルフ氏を擁護する常連のコメントが続いている。これでは、いちびっちゃうのも分かる。

りんくる氏の記事以降、外部からの悪罵を含むコメントが延々続き、しばらくしてラルフ氏のコメント返しが始まる。

若干の経緯について

ことの発端から始めると、 「相手がおっさんでも、礼儀のない奴には、説教して喝を入れる。」という7/30の記事が最初になる。挨拶なしでリンクしてきた相手を見つけて、「時間のあるときに挨拶と自己紹介をしに来て下さいね。」とメール(記事にはメールとあるが、その後の記事を読むとコメントかも)を送ったところ、リンクを削除されて、「まあいろんなアホがいてくれるおかげで日記のネタが増えていいか・・・。」と締める記事だ。

この後、8/4に「謝罪がありました」という記事が公開される。7/30の記事を公開後、無断リンク&削除の相手に、『「あなたの悪口をブログにしたから読みにいらっしゃい(こんな口調じゃないけど)」と誘った』そうだ。先方は謝罪をしてきて、「ちゃんと謝罪を表に出てきて(でも名前というかリンク先は伏せてあったけど・・・まあいいわい。)する気になったのはもっと偉い。」、「みなさん、挨拶とか人として最低限のマナーはしっかりしましょうね・・・。」と締めている。

「無断リンク」した人は、コメントを読んで、「リンクされたくなかったんだな」と思ってリンク/コメントを削除したのであろう。

実は、この経緯の中で、ラルフ氏の書いたことはたいしたことではない。個人サイトで「リンクしてくれたら、是非教えてください。」とお願いするサイトを見かけることはあるし、さらに「要連絡」とリンクに条件をつけるサイトもある。

ラルフ氏の、「無断リンク」相手への言葉と、一般論の地の文を区別すれば、「無断リンク」相手への暴言は殆どない。「おっさん」、「アホ」、「ネタ」、「ケツが穴の小さい」くらいだ。

しかし、一般論の地の文が悪かった。「そいつを表に引きずり出してきて日記ネタにし、ケチョンケチョンにこきおろして恥じかかせてほかの読者の方のさらしもんにする。」、「相手に説教したり恥じかかせたりするまでこきおろさんと気が済まんのよ。」である。

ラルフ氏、炎上して最初の頃のコメントには、「強制ではない、お願いしているのだ」、「嫌がることをあえてするのは、嫌がらせではないのか?」という趣旨だったが、罵倒や相手への働きかけに加えて、地の文の口の悪さだから、正しい状況説明とは云えない。批判の大勢は「強制」と「お願い」を「読み間違えている」わけではない。

その後も2,3日の間、外部からのコメントは続き、ラルフ氏はコメントへの返事を続け、その間2,3の記事を公開した。今ではすっかり収束している。

ラルフ氏の対応は立派で、尊敬に値する。ラルフ氏の記事の主張にびっくりした閲覧者の大勢も、「なんだ、普通の人じゃん」ということで今ではほぼ収束状態だ。

考察について

8/4の夕方の「外部」からのコメントがあるまでは、内輪のコメントだけだったのだ。先にも書いたが、いちびってしまうのも分かる。

元々、盛り上がりすぎで、元のネタも不注意や無知に由来するものっぽいので、かわいそうな気もする。個人でちんまりと運営していたのだから、政治的に正しくなくても、いいと思う。人によっては、ラルフ氏のブログのコメント欄を見て、義憤に駆られるだろうと思う。

今回の件で、『「無断リンク」禁止仮説』の展開を期待してもいたのだが、残念ながら、それは叶いそうもない。しかし、炎上状態から、後腐れなく収束させた手腕は見事で、荒らし対策における一つのケーススタディーになると思う。真似しようとは思わんが。ラルフ氏の地力の賜物であろうから。

蛇足

偏見は楽しいが無知は哀しい。

人間、正しいと思うことは声高になりがちだ。真であると思うことを表明することは快楽ですらある。そして、人は条件付で自分を否定することは出来ても、十分に否定することは難しいのだ。不十分な点は目立ってしまう。人は、卑怯に見えることには敏感なものだと思う。他のところがどんなに立派でも。自重したい。

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